短歌と出会う
塩尻短歌館
塩尻市の短歌文化を象徴する場所として、塩尻短歌館があります。 塩尻ゆかりの歌人たちの作品を展示しているほか、著名な歌人を招いて おこなう「短歌大学」や、短歌に親しむさまざまな催しを開催しています。
太田水穂歌碑
命ひとつ露にまみれて野をぞゆく
はてなきものを追ふごとくにも
この短歌は、塩尻出身の歌人、太田水穂(明治9年~昭和30年)の作です。
「露にまみれて」には、汗まみれ、土まみれで、ひたすら理想を追い求め
て歩んできたという思いが感じられます。
塩尻短歌館から続く遊歩道を進むと、静かな松林の中に、この歌を刻んだ
歌碑がたたずみ、現代の人々にも共感を与えています。
広丘駅
短歌の里の玄関口となるのは、JR広丘駅です。
本棟造りをイメージした駅舎に短歌のパネルが掲げられ、
駅前には、和歌を詠む十二単の女性がかたどられた街路灯が並ぶなど、
訪れた人に、短歌にゆかりのある地であることを印象付けています。
周辺には歌碑が立ち並ぶ「短歌公園」が整備され、散策しながら気軽に短歌に触れることができます。
この他に、市内には各所に太田水穂、島木赤彦、若山喜志子をはじめとする先人たちの歌碑が建立されています。
皆さんも、塩尻市で短歌に出会ってみませんか。
塩尻市は、歌人たちが築いた「短歌の里」を大切に、未来へとつないでいきます。