
第30回 全国短歌フォーラムin塩尻(学生の部)
平成28年11月26日に開催しました
第30回全国短歌フォーラムin塩尻 学生の部 入賞作品を発表します!!
最優秀賞
- もりのなかつのがあつまるかぶとむしくわがたもいるじゅえきレストラン
東京都 世田谷区立代沢小学校 一年 山脇 宙桜 - ふうりんが部屋の中になりひびく白い音色がいまでも残る
塩尻市立桔梗小学校 六年 鈴木 彩寧 - 夏の日の部活の終わりに通る道また会ったねと君は尾を振る
愛知県 東海市立加木屋中学校 三年 加藤 綾太 - 晴れてるね今日暑くない?テストだね沈黙埋める言葉を探す
長野県田川高等学校 三年 酒井 萌香
小学生優秀賞(10首)
- 木曽の山ひのきあすなろねずこなど三百年もぼくをまってた
塩尻市立片丘小学校 三年 中山 瑛太 - 山登りすべるよあぶないよ注意してわたしに言ったばあちゃんこけた
塩尻市立洗馬小学校 五年 阿部 美織 - はじめて見た一ぴきだけのきたキツネタッタッタッとさかみちあるく
塩尻市立吉田小学校 二年 鳥川 怜 - シャッターをあけたらつめたい風がきてレタスのはこがいっぱいならぶ
塩尻市立広丘小学校 三年 百瀬 健太郎 - 妹はおこりやすいがこわがりでほっぺがもちっとかわいいおもち
岐阜県 郡上市立大和南小学校 四年 藤村 柚音 - 春休みどきどきしてたクラスがえ心の中は桜のようだ
塩尻市立桔梗小学校 五年 伊藤 美香 - 夏の夜カーテン開けて庭見ればつぼみが立ってる明日の朝顔
神奈川県 森村学園初等部 六年 上田 七菜子 - ポタポタとかさをしたたる音がやみかさを閉じれば雨上がりの空
塩尻市立吉田小学校 六年 北條 頌來 - 真夜中にガラガラガガンこわい音ママだったから安心したよ
塩尻市立宗賀小学校 四年 平林 七海 - 当たったよ大きいイルカのぬいぐるみ妹よりも大きいんだよ
塩尻市立吉田小学校 二年 丸山 絢音
中学生優秀賞(10首)
- ふでばこをあけるといつもおくそこにきみがひろってくれた消しゴム
長野県 諏訪清陵高等学校附属中学校 二年 徳田 しほ里 - コートには汗と涙がこぼれてくこれはみんなの努力の雨だ
静岡県 長泉町立長泉中学校 二年 杉原 悠月 - 僕に似た父がサッカーしてる写真おばあちゃんちにあるのを見た日
静岡県 静岡市立清水第七中学校 二年 守屋 文太 - この時期は山葵がうまいと言う人に今はまだ見ぬ大人の夏知る
東京都 学習院女子中等科 三年 内藤 真衣 - 長谷寺へ着くはずの道間違えて潮の香りと海が広がる
東京都 三鷹市立第一中学校 三年 山本 穂花 - 将来の夢は動物飼育員世話してみたいなホワイトライオン
広島県 山陽女学園中等部 一年 粟野 杏 - 森の中さまよい歩いたその先にサイダーのような爽快な滝
塩尻市立塩尻西部中学校 一年 本沢 吏杏 - スーパーの一番安いもやしたちおれのあだ名ももやしなんだぜ
塩尻市立広陵中学校 二年 安田 琉夏 - 空見上げぼーっとすると自分まで空の一部になれる気がする
東京都 町田市立小山中学校 二年 韋 佳馨 - 静寂に響く荒息ペダル音猪苗代湖の湖面輝く
神奈川県 星槎中学校 一年 井上 隼
高校生優秀賞(9首)
- 練習後部室に香る制汗剤「Men’s」表記も躊躇なし
東京都 学習院女子高等科 一年 佐々木 佑芽 - 縁側でごろごろ夜空の星を見るおばあちゃん家の居心地の良さ
東京都 学習院女子高等科 二年 福島 もも - 母私祖父に妹そして猫あくびつながる満月の居間
長野県 飯田女子高等学校 一年 佐々木 優果 - 夏休み終わって教科書開いたら戻る私の曜日感覚
埼玉県 埼玉県立所沢高等学校 二年 鈴木 美紅 - 「聞き上手」もらった称号本当は自分のことを聞いてほしいのに
東京都 学習院女子高等科 二年 貝塚 巴 - 赤青黄色とりどりに整列しシロップたちの総選挙
広島県 広島県立総合技術高等学校 三年 中元 淳奈 - 大口を開けたわたしとわたがしの間を通りすぎる秋風
福岡県 福岡県立城南高等学校 二年 池田 明日香 - シャトル追いシャトル拾ってシャトル打つ部活が僕の夏の思い出
長野県田川高等学校 一年 牧田 弦起 - 土の下数多の命蠢いてあなたのいない三月がくる
茨城県 茨城県立水戸第二高等学校 二年 臼井 悠華
小学生入選(18首)
- ねこがすきあさがおがすきほしがすきママがすきだよパパがすきだよ
塩尻市立広丘小学校 一年 渡辺 琴羽 - 川のなかにじ色の魚おいかけて岩からとんですいすいおよぐ
岐阜県 郡上市立大和南小学校 二年 山内 玲奈 - 夏の日は海の中からなみの音町に広がるざぶんざぶんと
塩尻市立洗馬小学校 三年 森 まりや - どろ遊びシャベルでほって水入れて手をつっこむとどろの手ぶくろ
塩尻市立片丘小学校 三年 小松 美里 - 大きな葉お花とめ花ぼくヘチマぐんぐんのびるぞぶらぶらぶらりん
塩尻市立宗賀小学校 四年 吉村 駿太 - 夏の夜スイカ片手に星を見る風の前奏虫の合奏
塩尻市立塩尻東小学校 五年 黒田 遼太朗 - 夏の海岩をわるほど強い波荒れてる海をおさめる夕日
東京都 西東京朝鮮第一初中級学校 五年 金 大輝 - 波が鳴くしずかな夜のコンサート不思議な音色にすいこまれるよ
長野県 富士見町立富士見小学校 五年 伏見 涼帆 - 学校のはるかかなたの青空を支配しながら飛行機飛んでく
塩尻市立広丘小学校 六年 青柳 幹一 - カメを飼い水槽を買いカメを入れなんだかじっととまっているよ
塩尻市立塩尻西小学校 六年 平田 紫音 - 笛が鳴る倒立ブリッジ終わってく3秒に感じた20分間
塩尻市立桔梗小学校 六年 小口 瑞生 - セミがなくうるさいなぁと思ったが命はわずかないてもいいぞ
長野県 辰野町塩尻市小学校組合立両小野小学校 六年 遠藤 舞子 - 四尾連湖の深緑色さわやかに伝説の竜まいおりるとき
神奈川県 森村学園初等部 六年 野口 佳子 - 木クズから黒いけむりが上がったらさあさあくるぞ炎が出るぞ
塩尻市立広丘小学校 六年 藤森 深生 - 波の出るプールは人でいっぱいだうきわどうしでおしくらまんじゅう
塩尻市立吉田小学校 五年 児玉 凌央 - 見てみたい塩尻峠のたたかいを小笠原長時武田信玄
塩尻市立塩尻東小学校 六年 吉江 信丈 - れいとうこ体全体こおりそうわたしのカッパガチガチしてる
塩尻市立広丘小学校 三年 菅原 優花 - 世界地図日本はとても小さいな広い世界を見に行こうかな
塩尻市立木曽楢川小学校 六年 荻村 真優香
中学生入選(36首)
- 軒下の雀のひなを見守ってわたしはしだい母鳥のよう
青森県 三沢市立堀口中学校 三年 榎 海帆 - 受験生大変だねと言われても去年と同じ白いサンダル
宮城県 名取市立第二中学校 三年 越後 日向子 - うっすらと雨の日見える別世界向こう側にはだれがいるかな
高知県 高知大学教育学部附属中学校 二年 大野 紗里菜 - 高遠に秋刀魚が沢山やって来て七輪で焼く夕日を見ながら
長野県 伊那市立高遠中学校 一年 春日 壱乃輔 - エアコンが口開けていたこの夏はいったいどこへいったのだろう
愛知県 東海学園東海中学校 一年 眞金 晃佑 - 六月の雨にキャベツがひかってるこりゃげいじゅつだずっと見てたい
長野県 松川村立松川中学校 一年 望月 皓成 - 異星人おりてきそうな光るすじ夜空へ向けた懐中電灯
埼玉県 浦和明の星女子中学校 二年 坂本 真結子 - 鋭角のスパイク拾いつなげれば体育館はグラッとどよめく
静岡県 静岡市立清水第七中学校 三年 佐々木 良菜 - 吹奏楽商店街のにぎわいがかすかにさびしい東北の街
長野県 松川村立松川中学校 二年 水上 大輝 - おそろいのお面身につけ歩む道私と妹間違える母
東京都 千代田区立九段中等教育学校 二年 黒川 なつみ - ただいまと虫にのっかり木にとまる死んだばあばに会えるこの時
鹿児島県 鹿児島市立松元中学校 三年 益山 素々 - 咲きたての白い顔した百合の花美人だけれど恥かしがり屋
埼玉県 小川町立襷台中学校 一年 工藤 さくら - とびこむぞそう言ってから5分間川の悪魔に食べられそうだ
岐阜県 可児市立東可児中学校 二年 細田 季里 - 色あせた写真を手にし見上げると遠いところに知らない記憶
東京都 学習院女子中等科 二年 続 英里香 - 日中はあんなに遊びけんかして寝顔は赤子僕の弟
東京都 多摩大学付属聖ヶ丘中学校 二年 橋本 淳太郎 - 山道の途中にあった切り株にいろんなきのこの盛り合わせあり
東京都 品川区立伊藤学園 八年 平原 和佳 - 震災がぼくらの日常うばいとる「ここは危険」と離れていく友
福島県 須賀川市立第一中学校 二年 佐藤 耕介 - 日も暮れてチリチリチリリ鳴らしてる小さなからだうごかすすず虫
鹿児島県 鹿児島市立喜入中学校 三年 石田 淳 - 真夏日におひさまぎらぎら日にやけた茶色い手から夏のにおいだ
塩尻市立丘中学校 一年 伊藤 璃乃 - 真珠色のワイシャツ着ていたあの頃はシミも哀しみも見たことなかった
塩尻市立楢川中学校 三年 森川 詩乃 - ヒカリゴケ黒きくぼみにひっそりと静かに輝きぼくはうれしく
長野県 原村立原中学校 二年 吉光 昂樹 - 夏登山ハイマツの中に雷鳥がちらりちらりと見えた乗鞍
神奈川県 星槎中学校 二年 中本 開 - トランペット窓を開いて吹いてみるさわやかさ増す緑の景色
長野県 木曽町立開田中学校 二年 千村 花凛 - 朝六時私をおこすめざましは窓にはりつく夏のせみたち
静岡県 長泉町立長泉中学校 二年 大沼 月歩 - 宿題をやらぬ私に激怒する母の熱気は外より暑い
山梨県 駿台甲府中学校 二年 内田 隼平 - 見上げれば綺麗な虹が見えるのに人々は皆スマホに夢中
東京都 学習院女子中等科 三年 十河 桃梨 - 長谷寺のまわりに咲いた紫陽花が空気を青く染めていく午後
東京都 三鷹市立第一中学校 三年 加藤 美空 - うるさいとせみに怒るの今のうち夏がすぎるとこいしくなるよ
東京都 学習院女子中等科 二年 田中 優利 - やったぞ!!とメダル獲得喜んだ僕の両手は箸と椀もつ
東京都 多摩大学付属聖ヶ丘中学校 二年 福島 亮太郎 - 校庭を見下ろす我らの学校旗あそこに上ればどんな景色かな
福島県 須賀川市立第一中学校 二年 小針 昇真 - 水面をピョンピョン石がはねていく水は嫌いだというように
埼玉県 浦和明の星女子中学校 二年 小泉 悠 - 浴衣着て阿禮神社に向かうとき夜道を照らす舞台の灯り
塩尻市立塩尻中学校 一年 向山 琴野 - おこってる途中で母が電話でる声がやさしい二重人格
塩尻市立丘中学校 二年 碓井 壮馬 - 夏休み終わらないでと願う夜もうすぐ消える線香花火
神奈川県 平塚市立浜岳中学校 二年 宮代 奈緒 - 暑い日は家にいるのが一番と言うが年中自宅警備員
長野県 須坂市立相森中学校 二年 関谷 桃生 - 入道雲山の上から顔を出し大きな日陰作り始める
静岡県 川根本町立中川根中学校 二年 小籔 美幸
高校生入選(8首)
- 帰り道じりじりゆらめくかげろうが早く来いよと遠くへ逃げる
広島県 広島県立総合技術高等学校 二年 小川 響 - 里山にたずねた先祖は一つ石苔むす庭に舞う陽と蛍
東京都 学習院女子高等科 一年 丸岡 柚月 - 夏の夜に一つの光に連鎖して川辺に輝く無数のホタル
東京都市大学塩尻高等学校 二年 手塚 勇輔 - バス停にラムネの瓶が立ちつくすビー玉に未知の空を映して
福岡県 福岡女学院高等学校 三年 高尾 海沙 - できるだけ距離を置いてた宿題と最終日には直接対決
東京都 学習院女子高等科 二年 松尾 双葉 - 夏の夜の宿題中のうたた寝に崖から落ちて我に返る
静岡県 不二聖心女子学院高等学校 三年 野村 美月 - 電気消え眠りに入る教室に残され鳴くは携帯電話
埼玉県 埼玉県立所沢高等学校 二年 惣賀 夏美 - 空き缶に恋の残骸詰め込んで夜明けの空に握り潰した
青森県 青森県立八戸高等学校 二年 藤田 悦子
※短歌に関しましては、原稿を忠実に掲載することを基本といたしました。
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